灯り

歩く、座る、飲む、語る、聴く。

そういう行為だけなら、それに必要なだけの灯りで良い。


お茶を飲むなら、手元がわかれば良いのだ。

相手がいるなら、その気配や表情が、何となくわかるというくらいで。

部屋の四隅や天井まで、明るくする必要がない。


自分が歩く数秒先に障害物がないかが見えるくらいで良い。

夜道・山道ならいざ知らず、部屋の中なんだから。

飼っている猫の尻尾を踏まないように、注意深くゆっくり歩けばいい。


明るすぎるのは、かえって、何もかも見えなくする。

目を閉じた方が、音や声の調子がわかるし

少し暗い時の方が、静かに話せる。


自分にとってちょうど良い灯り。

それを知り、覚えておくと良いと思う。

ルクスとか、ワット数とか、そういう数字も役に立つけれど

やっぱり一番は、自分の感覚。

それに勝るものは無い。


灯りのこと、書きたかったのです。

今日、白鷺美術の灯りが、久しぶりの彼女とのんびりするには

ちょうど良かったので。

“Yogatería”

インテリアデザイナーでありヨガインストラクターでもあるyogapd はるみ が作った造語。ヨガをインテリアに昇華させ、心と体をセルフケアできる養生空間をYogatería(ヨガテリア)と呼んでメッセージする。モノや手法にとらわれず、体の声・感性・感覚に集中して見つける癒しのエッセンスで、インテリアを構成する。このサイトでは、そのエッセンスを集めていく。

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