ヨガでは、中庸であることを大切にします。
相反するコト・モノのちょうど中間、そこにあることが大事だと。
インテリアでは、「絶妙なバランス」「絶妙な調和」を作る時に、この中庸に似たテクニックを使うことがあります。
例えば、タイルの床にラグを敷いて木製のテーブルを置くのは、冷たく固い素材とあたたかみがあって柔軟性のある素材で程よくバランスをとったり、四角いカタチの家具が多いから、カーテンは水玉にしようなど。
極端であることを避けるという意味合いが強いかなと思いますが、私は、この中庸であるインテリアの仕上がりには、もう一つ、ある魅力を感じます。
それは、未完成さ。何者にもなりきっていないバランス。もしくは、型にはまらない面白さと自由さ。
文字にすると、ちょっと難しいようですが、やってみると意外に簡単です。まずはテーブルの上でためしてみてください。温かい食事を陶器ではなく、あえて耐熱ガラスに盛り付ける。洋食メニューを、あえて和食器に盛り付ける。丸皿と角皿を使って盛り付ける。
中庸であること。
それは普段の暮らし・インテリアに、新鮮で粋なスタイルを発見するヒントになるかもしれませんよ。
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