企画書では、まず最初の課題として、資本主義からのアップデートについて、どのように考えているかを説明する必要があった。
私は、これを「価値」の概念の移行と考えた。以下、企画書からの転記である。
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価値を測るために、目に見えるもの(金銭・モノ・仕事・環境)を比較し、さらに優劣をつける。時に達成感を得たり、成長度を確認することはできる。価値基準を揃え、相対的に見ることは自分の位置がわかりやすい。
ただし、この方法では、満たされない。
価値があると認められても、数字で見えても、手にしていても。
価値とは、見えるのではなく、感じることなのではないか。もっと奥行きがあり、多様多面で、実態がなく、多くも少なくもならないのではないか。
そして、さらに。 価値は、万物すべてがもう持っているのではないか。もし、そうだとしたら。その価値を、私たちは生かしているだろうか。
私がいう価値は「個性」。すべてが絶対的な存在。これを生かす力を「能力」。そのパワーから生まれるものが、創造物なのではないか。
そして。その創造物によって、自分と他者が、幸せを感じた時に、満たされるのではないか。
とても観念的な説明だけれど、私が思う現在の資本主義からのアップデートは、まず、既成概念を手放すことと新しい概念を受け取ること。相対的から絶対的へ、価値を生み出すという概念から価値を生かすという概念への移行。
方法として起案するキーワードは、
1、価値を知るための内観と自愛
2、能力を磨くための摩擦と機会
この2つを念頭に、ある可能性を図にしている。
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そして、VISION vol.3 の図へつながる。
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